2016年9月24日土曜日

値下げしてほしいと言われたときの対処

ちょっと前の話なんですが、関わっている団体に某大手企業さんから日本語研修の話が来まして、
先方の希望価格が驚くほど安かったんですね。
また聞きだったのですが、もうびっくりですよ。
オンライン英会話で講師が全員フィリピン人の経験の浅い人たちならありかも
という金額でした。これで日本人を働かせる気?
最低賃金下回ってますけど??
あんたの給料だって、そんなに低くないだろー!

語学研修は安くできると思っている人達がいかに多いかを思い知らされましたよ。

ところで、ワタクシ個人でプライベートレッスンを請け負っているのですが、
たまにあります、値段交渉。
「もう少し安くなりませんか」というやつです。


もちろん安くしません。

なぜかというと、ワタクシに直接申し込んでくる人は、友人知人の紹介というのが多いからです。

「私の紹介したAさんは、私より安かった」となったら
紹介した人は納得できないでしょう。

「Bさんは1時間2,500円だって言ってた。どうして私は高いの?」と言われたら、
Bさんとその人の仲も悪くなるかもしれない。

だから全員一律。
「もう少し安くなりませんか」には
「他の人もみな、この値段です」と強気で言います。

それでも、安くしてほしいと言うようなら、
「時間を短くしましょうか」と交渉。

価格を変えずに、時間を少しだけ長くするという手もあります。
このときのポイントは、例えば「最初の4回だけ」のように、回数を限定すること。
「次からは正規時間の60分でね♪」というと、だいたい納得します。
そして、場合によっては、「値上げしていいからこのままで」と言われたりします。

1時間2,000円しかも交通費込み(例えばよ、例えば^^)でなんか、働かないよー!
というこちら側の常識は、生徒さんはわかりません。
業界大手の某企業さんも知らなかったように。

たとえ交渉決裂でお仕事にならなくても、
相手にこの業界の相場観がわかるように話しておかないと、
別の講師が安く使われるかもしれない。
お互い気持ちよく時間を過ごすために、誠実に説明するようにしています。

だから
みなさんも無駄に安く仕事しないでね。




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