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生教材を使う 『遠く遠く』

歌うのが好きな人達だと、歌のクラスは結構盛り上がります。

クラスで歌を教材にするときは、スタンダードになっていることを意識しています。
山下達郎の『クリスマス・イブ』とか森山直太朗の『さくら』とか、幅広い年代が知っていそうな曲、そしてわりと歌詞をはっきり歌っている曲です。

私がよく使うのは槇原敬之の『遠く遠く』。

Goose houseの『遠く遠く』 ちょっと演奏が長いかな

まず、ハンドアウトを作成します。
ふりがなをつけた歌詞だけです。本当は楽譜もつけたいのですが、なくても特にほしいとは言われないし、探すのも大変です。

音源は自分のCDやダウンロードしたもの、公式で出ているならYouTubeも使います。

授業は

  1. まず、歌の背景について説明します。(だれが歌っているのか、いつ頃の歌かなど)
  2. 一度聞きます。
  3. 歌詞を少しずつ読みます。語彙や表現を確認します。ちょっと難しい表現もこの際だから気にせず導入します。
  4. もう一度聞きます。
  5. おしまい。
「あれ?歌わないの?」と思ったことでしょう。これはその時のクラスの雰囲気に任せています。
人前で歌うのは好きじゃない人もいますから、強制はしないことにしています。
ビジネスパーソンのクラスでも「歌えると会社の人とカラオケに行ったときに便利だよ」と言うと、歌いたいと言われます。


これがプライベートレッスンだったら、学習者が好きな曲を選択。アニメ『進撃の巨人』のオープニング曲だったり。これは難しい…。
45分で一曲の楽しい授業です。


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