スキップしてメイン コンテンツに移動

わかっているふりがわかる教材

12年ほど前に教えたITエンジニアの方から年明けに連絡があり、

春先から、彼が今働いている会社の初中級レベルの方々にグループレッスンをしています。

日本に来て数年という彼ら。

国でも日本語のレッスンを受けてから来日しているし、おしゃべりなお国柄もあり、

会話は得意!

・・・と私もこのテキストを使うまでは思い込んでいました。



例えばこの問題

 A:スピーチコンテスト、私に出場させてください。

 B:私はスピーチコンテストに出たい。

このA、B 二つの文が同じ内容かどうかを問うものなのですが、

わからない!

 

 田中さんといっしょに写真をとってもらった。

 写真をとったのは、だれ?


わからない!わからないんだよおおお!


ということで、わかっているふりをしていただけだった部分があからさまになって、

ここを勉強しようと言える教材です。


N2もおすすめ。

必ずできる! JLPT「読解」N2

コメント

このブログの人気の投稿

Wordテンプレートを使って、ハンドアウトをきれいに作る

ワタクシの高校の時の物理の先生は、毎回自作のハンドアウトで授業をする人でした。 すごくおもしろくて、わかりやすい授業だったんですよ。 ハンドアウトも、とてもよく考えて作られたものだとわかる、すばらしいものでした。 そして、なにより、読みやすかった! これ、大事ですよ。おかげで周りの女子たち、みんな物理が好きでしたもの。 日本語学校の専任をしていたときに、いろいろな人が作ったテストやハンドアウトをたくさん見たのですが、結構みなさん、ざっくり作っているんですよね。 ざっくり。 テストとかでも、選択肢の間隔を揃えるだけで、ずいぶんすっきりすると思うのに、「ただベタ打ちしました!」という出来のもの。 いや、いいんですけどね。内容がよければ。 でもね、ちょっと気を付けるだけで大きく見た目が変わるんですよね。

クラスで音読練習

初中級レベルの教科書『中級へ行こう』が改訂されて、日本語学校の夏学期にちょうど取り組んでいました。 今回の改定でとてもいいと思ったのが、巻末にある漢字練習。 学習目標が 本文がルビなしでもひととおり読めるようになる。 漢字語彙を増やす なのです。 ワタクシ、授業スケジュールでここがあたるととても楽しみ。

【授業の仕込み】 漢字フラッシュカード

日本語学校でもクラスを持っていますので、漢字指導もしています。 読み中心なので、勉強した後少し時間をおいて、フラッシュカードで確認します。